家を建てる準備

モデルハウスへ見学に行く際の注意点

モデルハウスは実際の施工例を見ることができる利点があり、ホームページでは判断できない情報も多くあります。モデルハウスの展示場はハウスメーカーが単独で建てているタイプと、多くのメーカーが集まって総合的に建てているタイプとがあります。すでにハウスメーカーが具体的に決まっている場合は単独タイプが良いですが、まだ決まっておらず様々なハウスメーカーを見て比較したい場合は総合的な展示場に行くことが大切です。

モデルハウスの見学の際の注意点としては、見学をした際にアンケートに答える機会が多いことでしょう。やみくもに電話番号などを応えてしまうと、強引なセールスをされてしまうことがあります。すでにハウスメーカーが決まっている場合は良いのですが、まだ決めかねている場合は安易に教えてしまうと押し切られてしまうこともあり、自分の理想にあった住宅を建てることが困難になります。そのため細心の注意を払い、簡単にそれらの情報を教えないようにすることが大切です。

このほか見学の注意点は、ある程度間取りや予算を決めていくことになります。モデルハウスは一般的な家庭を想定して作られていることが多いのですが、中には夢のある空間に仕上がっていることもあります。見た目が大変良く使い勝手も良いため、目移りしてしまうこともあり、費用が多くかかる結果になってしまいます。モデルハウスはあくまで良い状態を展示しているものであり、生活に即しているとは限りません。そのため、どの設備が標準なのかをしっかり把握するようにします。

また季節の良い時期に行くよりも、夏や冬のように外気温と室温の差が激しい時に見学をするとより具体的に家の造りを観察できるでしょう。断熱性の高い家が売りであっても、厳しい条件でないとどの程度の性能なのか把握することはできません。さらに日当たりを確認するために採光はどうなのかも合わせてみます。モデルハウスは昼間であっても照明をつけていることが多く、電気をつけない場合どのくらい明るさが保てるのかわかりません。そのため営業担当者に電気を消してほしいことを伝え、実際に明るいかを見るようにします。

見学をする場合大まかに見てしまいがちなので、自分の中で1日の流れをシミュレーションすると良いです。特に注目すべき点はコンセントの数と位置であり、実際に住宅を建てた人の口コミでも多い注意点が、コンセントの数と位置でした。現在コードレス化している家電も多いのですが、一方でモバイル用に使用したいコンセントがあってほしい場所にないことも多いです。モデルハウスを見学する際には、コンセントの数はどこまでが標準なのかも聞くとより具体的になります。