家を建てる準備

ライフスタイルや自身の価値観により近いスローガンを掲げたハウスメーカーを選好しよう

家を建てる場合、ライフスタイルや家族の価値観によってハウスメーカーを選びます。ですが、実際に住宅展示場に見学に行くと、目移りをしてしまうことが多く、どのような住宅を建てたかったのかがわからなくなってしまうことも多いです。その結果、出来上がった家が自分の価値観と異なってしまうこともあり、後悔につながります。理想の家を建てたい場合は、事前にしっかりとした自分なりのコンセプトを持ち、自分の価値観にあったハウスメーカーの展示場に行くことが大切になります。

日本には数多くのハウスメーカーがあり、それぞれスローガンが異なります。大手であるダイワハウスは天井が高い住空間を特徴とし、エネルギー吸収型の耐震壁を採用しています。積水ハウスは重厚感と落ち着きのあるデザインをスローガンとし、ミサワホームは寒冷地に強く、木質系の内装が特徴です。三井ホームは西洋スタイルと得意としており、トヨタホームは性能の高さが良いことで知られています。

より個性を出したい場合は海外のハウスメーカーを選択するのが良く、スウェーデンハウスは北欧仕様です。スウェーデンハウスの場合、北欧スタイルには必須のガラス窓などを外観に取り入れており、無垢の木をふんだんに使った内装となっています。東急ホームズは海外のハウスメーカーではありませんが、西洋デザインに強く個性的であり、色遣いが大変よく輸入住宅の良さを引き出す作りです。逆に日本ハウスホールディングスが手掛ける家は和風をコンセプトにしており、ヒノキなどの木材にこだわりがあります。

どのメーカーも基本的に耐震性と耐久性に優れています。そのためデザイン性も重要となっており、家の顔ともいえる外観も考慮しなくてはなりません。愛着を持って住むには自分の価値観やスローガンに近いハウスメーカーを選ぶことが大切であり、好みが反映されると大切に住むこともできます。

子供がいる家庭では、将来子供部屋をどのようにするのか明確に提示してくれるハウスメーカーを選ぶことが大切ですし、高齢になった時に備えて平屋づくりでバリアフリーの住宅を建てたい場合は対応しているメーカーにお願いをしなくてはなりません。実際に住宅展示場で確認することもできますが、ハウスメーカーのホームページで確認するとより細かな情報を得ることができます。自分にとって愛着のある家を造るには、事前の下調べが大切であり、価値観がより似ているハウスメーカーで造ることが必要となってきます。